しばしば伊東市の観光トイレを利用する。伊豆急伊豆高原駅近くにある橋立観光トイレや伊東マリンタウン内の「幸せの黄色いトイレ」は快適だ

 ▼市が管理する観光トイレは36カ所。「やまびこの音入れ」(奥野エコーブリッジ駐車場)、「旅のアンシル」(JR宇佐美駅前)などユニークな名称も多い

 ▼伊東はトイレ先進地といっていい。「公衆トイレは汚い」というイメージを払[ふっ]拭[しょく]しようと、1979年、さくらの里に「手水庵[ちょうずあん]」を整備したのが始め、という。86年には市が「トイレの日」を制定するきっかけとなった日本トイレ協会主催の「第1回トイレシンポジウム」を開催している

 ▼現在設置はほぼ終了し、老朽化による改修や誰もが使いやすいようユニバーサルデザイン化を進めている。使用頻度の高いトイレの快適さは、思い出づくりに観光地を訪れる人への最低限のもてなしと位置付けたい

 ▼逆にトイレの悪評は、まさに“尻に火が付く”事態になりかねない。会員制交流サイト(SNS)の普及などにより、誰にでも情報発信ができ、瞬時に拡散する。市に限らず、観光関係者には大型連休を見据え、快適さを保つため、トイレの巡回強化、維持管理をさらに徹底してもらいたい。