私事で恐縮だが、先ごろ長女が生まれた。運よく休日が重なり、命の誕生する瞬間に立ち会えて幸運だった。

 母子共に健康だったことは幸いだが、妻は妊娠中、大きな不安を抱えていた。夫婦共に県外出身の“移住者”だったため、近くに親族がおらず、万が一の時に頼れる存在が夫以外にいなかったからだ。この不安は他の若い移住者も感じることだと思う。

 賀茂地区は産婦人科を掲げる病院が一つしかなく、家庭訪問型の子育て支援や陣痛タクシーなどの制度も充実していない。これでは県外から来た妊婦や妊娠希望者は暮らしづらい。難しいかもしれないが、若者の移住・定住促進に向けて、支援制度を整える必要があると感じた。(穂)