団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる「2025年問題」のせいか、認知症を特集したテレビ番組が増えた。バラエティー番組やクイズ番組で、物事を考える習慣や、思い出そうとする努力が大切―といった解説を聞くこともある。

 よく言われる「昨日食べた夕食」。自分で作ったのならまだ思い出す可能性があるが、弁当などを買って簡単に済ませた場合は、なかなか浮かばない。買い物のレシートを保存し、数日後に見返してみても、当日の記憶を呼び起こさなかった。

 仕事がら毎日写真を撮影し、溜まった画像を定期的に消す。一日分の写真の中で象徴的な一枚を残すと、当時の気持ちが浮かぶこともあり、日記代わりに続けている。(前)