観光バラ園「河津バガテル公園」は開園当初24万人の来場者で盛況を極めた。注目と期待を集めた施設だったが、10年後、2010年度には7万人を割り込み、盛者必衰にあらがうことがなかなかできず厳しい経営状況に陥っていた

 ▼河津町は11年春、同公園在り方検討会を設置した。事業成果を検証し、在り方と運営方法への提言を求め、地域活性化の専門家、観光事業者や有識者から7人を委嘱した

 ▼同年夏に「一定の集客効果があったが、住民福祉増進と文化向上の効果は限定的。コンセプトを再設定して全体の在り方を見直す必要がある」などと検証した上で、活性化策を提言、町指定管理を受け運営する第三セクター会社「河津バガテル公園」に経営改善を求めた。しかし赤字解消はかなわず、会社は15年に解散した。公園は町の直営に移行し再生を図っている

 ▼この経過は決して穏やかではなかった。当然、町議会でも毎回のように一般質問が出て論議された。十二分とまでは言えないだろうが、町民にも分かりやすかった

 ▼すべきことを純粋に洗い出し、率直に意見を出し合い協議を重ねれば、おのずと進むべき方向性が見えてくる。バガテルでできて、複合施設でできなくはない。