先日、引退を発表したバンクーバー五輪銀メダリスト浅田真央選手や、ソチ五輪金メダリスト羽生結弦選手、宇野昌磨選手、宮原知子選手らの活躍で、フィギュアスケート人気は高まる一方だ。大会のテレビ中継は毎回、高視聴率を稼ぐ

 ▼1960年代の終わりから70年代にかけ、伊豆でも手軽な冬のレジャーとしてスケートがブームだった。伊豆の国市にあった日通伊豆富士見ランドや箱根の駒ケ岳山頂、箱根園などにリンクがあり、伊豆各地から直通バスが運行した。スケート教室を行う学校もあった

 ▼後に伊豆市のラフォーレ修善寺、天城高原東急リゾートにもリンクが出来、家族連れやカップルでにぎわった。だが現在、近隣で存続しているリンクは1カ所もない。これは全国的な傾向とみられる

 ▼先の世界選手権や世界ジュニアをテレビ観戦していると、羽生、浅田両選手らの後を追う若い力が育っているのが分かる。一般的にスポーツは、競技人口が多いほど強い選手が育ち、国のレベルも上がるといわれるため、日本選手の活躍は特筆ものだ

 ▼伊豆にも身体能力が高くフィギュアをやってみたい子どもは、少なくないだろう。競技に親しむ環境があれば−と考えると残念でならない。