幅の狭い山道を抜けると竹林であった−。NPO法人まちこん伊東が主催した森遊び体験の取材で初めて「猪久保の森」を訪れた際、偶然思い付いたフレーズだ、と言ったら怒られるだろうか。

 「この道で大丈夫か」と不安を感じながら車一台がやっと通れる道を進んだ。対向車と遭遇して十数メートル後退、再び前進すると開けた場所に着いた。

 木々に囲まれ、森林浴でもできそうな空間だった。子どもたちは自由に探検したりタケノコを見つけたり、森の中で伸び伸びと遊んでいた。

 長く伊東に住んでいても知らない場所がたくさんある。通り慣れた大通りの横道の先に、魅力的な空間が広がっているかもしれない。(竹)