伊東市で14日、任期満了に伴う市長選(21日投開票)が告示され、新人2人による一騎打ちがスタートした。同市長選は毎回大接戦で、今回も激戦が予想され、2議席を4人で争う市議補選とのダブルだが、ムードは低調だ

 ▼近づく県知事選(6月25日投開票)も盛り上がりを欠いている。同月8日の告示まで1カ月を切ったというのに、顔ぶれが出そろっていないからだ。現職川勝平太氏(68)が3選を目指すと表明したのは4月25日。これを受け5月1日、無所属の新人溝口紀子氏(45)が出馬の意向を明らかにした

 ▼自民党は候補擁立を模索し、幹事長の宮沢正美県議(67)=三島市=が出馬の構えを見せたものの、どちらも断念した。民進党は川勝氏を支援する。共産党は独自候補を立てる考えだが、まだ決まっていない

 ▼熱海から浜松まで東海道新幹線の駅が六つあるなど本県の広さは全国屈指。川勝、溝口両氏は活動を開始しているが、街頭などで演説を聴いたことがある人はどれくらいいるだろうか。全県に政策を浸透させるには時間が足りない

 ▼近年、首長選などで告示が迫っての出馬表明が増えている。戦術の場合もあるだろうが、有権者を政策論争から遠ざける要因なのは明らかだ。