海のない埼玉県で育ったため、子どもの頃は電車の窓越しから海岸や砂浜を見るだけで心が弾んだ。毎年夏休みが待ち遠しくて仕方なかった。

 先日、外浦海岸で稲生沢中のシーカヤック体験を取材した。海辺ではしゃぎ回る生徒たちを見ていたらうらやましくなった。学校の授業でマリンレジャーや磯遊びを体験できるのは本当に恵まれていることだと思う。数人の生徒がそれを理解しているのを知って少し安心した。

 今回の体験は、下田の良さを再認識してもらおうと市教育委員会が進める「小中学校体験プログラム事業」の一環。子どもたちが地元の魅力に気付くことは地域活性化の第一歩だ。今後もこの事業を応援したい。(穂)