待望の伊豆縦貫自動車道は、天城北道路と下田河津道路2期工区の工事が着々と進んでいる。今年3月末には天城越え三つのルート案が示され、河津―逆川間のトンネル工事も今夏に発注される予定だ

 ▼目に見える形で工事が進み、インターチェンジ(IC)が開設される地元では、どのような名前が付くのかに関心が高まっている。IC名は道路地図に明記され、知名度がアップするため、具体的な地名を希望するケースが多い

 ▼下田北IC(仮称)が開設される下田市稲梓地区の区長会は、市史編さん委員の高橋広明さんを講師に迎え、地元の地名の勉強会を開催した。「稲梓」も「箕作」も歴史ある地名であることを確認し、いずれかの地名を付けてもらおうと、国土交通省沼津河川国道事務所に要望した

 ▼ちなみに、「稲梓」は平城京から出土した735年の木簡に記されており、「箕作」の語源とされる「礪杵道作[ときのみちつくり]」は、686年に伊豆に配流になった記述が「日本書紀」に残る

 ▼天城北道路の天城北IC(仮称)の地元でも、地名の「月ケ瀬」を希望する声が多い。こうした希望に「地元の意向を尊重したい」と国交省。伊豆縦貫道の開通が現実味を帯びてきたからこその話題といえる。