伊東市と伊豆市の一部が、愛知県の西端(現在の碧南市)を本拠とした西端藩の飛び地だったことを示す資料が見つかった。本紙5月30日付で報じている。この“西端”という地名を下田市で聞いた覚えがある。

 ある郷土史家と話すと、幕末の下田開港のヒロイン・唐人お吉の出生地が西端だと分かった。お吉は知多半島の西端村(現在の南知多町内海)で生まれ、後に一家で下田へ移り住んだとされる。

 同じ愛知県だが両西端は20キロほど離れた別の土地。名前の一致に気付いた当初は混同し、郷土史家とお吉一家の下田移住について新解釈を語り合ってしまった。大発見だと思ったが、どうも外れのようだ。歴史は面白く難しい。(航)