一騎打ちで争う県知事選、県議補選伊東市選挙区とも、選挙運動は終盤に入った。一票を獲得するため、各陣営は25日の投票に向けて懸命に支援を訴えているが、すでに投票を済ませた人もいる。期日前投票である

 ▼投票日に投票に行けない人のために設けられた制度で、近年は利用者が急増している。5月の伊東市長選では1万310人が期日前投票を行い、投票者総数に占める割合は約31・5%にも達した。1万人を超したのは初めてという

 ▼同市選管事務局は増加要因の一つに、期日前投票所を大型商業施設に開設している点を挙げる。買い物をしながら投票を済ますことができ、1カ所で複数の目的が達成できる。有権者の利便性を考慮した設置により、利用者はさらに増えるだろう

 ▼期日前投票者数は選挙のたびに伸びているが、全体の投票率向上には結び付いていないのが現状だ。先の伊東市長選を見ても、投票率は53・92%にとどまり、前回を1・14ポイント下回っている

 ▼投票した証しを提示すると、割引やサービスをする商店、飲食店もあるなど、民間の取り組みも見られるものの、目に見える成果が出るまでには至っていない。投票率の向上は最重要かつ、最難関の課題である。