1964年の東京五輪、正式競技となった女子バレーボールで「東洋の魔女」といわれた日本代表チームが優勝し、女子バレーブームが起きた。5年後、TBS系テレビドラマ「サインはV」の放送でピークに達した

 ▼「立木大和」「レインボー」「稲妻落とし」「X攻撃」…。視聴率は平均32・3%、最高39・3%。当時の小・中・高校生は毎週、夢中で見て、物語の展開は翌日の学校で大きな話題となり、女子バレー部には希望者が殺到した

 ▼18日、伊東市で「第41回オール伊豆ママさんバレーボール大会」が開かれた。協賛している本社は特集を掲載したが、チームのメンバー表を見て気付くことがある。サインはV時代にバレーを始めたと思われる人が少なくないのだ。激しい競技だが、“生涯スポーツ”になっていることが分かる

 ▼大会は各地の18チームがトーナメントで激突した。決勝は、過去10年で2位3回、3位4回と、あと一歩で優勝に届かなかった伊豆市・修善寺クラブが、伊東市・こむろクラブを破り11年ぶりの栄冠を手にした

 ▼初戦から“ママさんパワー”全開。鋭いサーブやスパイクが決まるたびに大きな歓声が上がった。同日は「父の日」だったが、会場内は「母の日」だった。