伊東市と伊豆の国市の境にある亀石峠。伊東よりの頂上付近に、大島桜の並木道が残されている。先日、NPO法人伊東里山クラブが行った清掃活動を取材して、初めて知った。

 かつての峠道は今、県道に寸断されて通る人もなく廃れてしまった。しかし、頂上付近の約300メートル区間は比較的分かりやすく残っており、地元の人たちや同NPOなどが保存活動に取り組んでいる。この区間に約70本の大島桜が残されている。

 いつ誰が植えたのかは定かでないが、有志は今も枯れた木の植え替えや周辺の草刈りなどの整備を続ける。同NPOの高野政英理事長は「亀石峠は伊豆東海岸の玄関口。人々を出迎えるために大島桜を活用できたら素晴らしい」と話している。(水)