世の中、共通点がある“似て非なるもの”ほどライバルになりやすい。それは人ばかりでなくスポーツや文化的なジャンルにもある。例えばバレーボールとバスケットボール、ボクシングとレスリング、サッカーとラグビー、絵画と彫刻、落語と漫才など

 ▼囲碁と将棋もその代表格と言える。大手マスコミは両競技の大会を主催、結果は全国ニュースとなり、注目度は高い。地方にもファンは多く、腕自慢を集めた大小の大会も盛んだ

 ▼本社も両競技の大会を主催しており、25日は「第41回伊豆地区囲碁大会」を伊豆市の修善寺総合会館で開いた。各地から98人が集まり実力別5部門で行った。開会式を終え対局が始まると会場は熱気に包まれたが、真剣な表情の中にも笑みがこぼれ、囲碁を楽しんでいる様子が感じられた

 ▼メーンの「伊豆本因坊戦」も圧巻だった。各地区選抜16人が変則リーグで火花を散らした。優勝経験者が5人もいるハイレベルな戦い。決勝戦は人だかりができるほどの注目を集めた。囲碁人気の根強さを感じさせたが、参加者に若年層の姿がほとんどないのが気になった

 ▼将棋は藤井聡太四段(14)の連勝記録に日本中が沸いている。囲碁にも若いスターの登場が待たれる。