きょうから7月。梅雨が明けると、本格的な海水浴シーズンを迎える。伊豆には沼津市を含め大小41の海水浴場があり、ひところほどではないにしろ、海水浴は伊豆にとって夏の行楽の主役に変わりない

 ▼数の多さばかりでなく、伊豆のビーチは個性豊かだ。家族向けの遠浅ビーチや若者向けの波の高いビーチなど多彩。しかも海水がきれい。今年の水質検査では41カ所のうち、8割を超える34カ所が最高ランクだった

 ▼特に伊豆西南部のビーチの美しさは、折り紙付きで、今年の黒船祭に参加した米第7艦隊司令官ジョセフ・アーコイン中将は「下田の海は世界で一番美しい」と、福井祐輔市長に話したという。横須賀基地からヘリで飛来し、須崎半島手前で白浜、外浦、九十浜など、白砂とコバルトブルーのビーチを目にしたのであろう

 ▼「多少のリップサービスはあるだろうが、下田のビーチは世界に誇るべき観光資源」と福井市長。下田市観光協会のホームページには、南国の高級リゾート地と見間違う自慢の9海水浴場の写真が並んでいる

 ▼首都圏に近く、これほど変化に富み美しいビーチがそろった地域は他にない。ごみはないか、利用しやすいか―。もっと磨き、生かしていきたい。