レース専用のタライに乗りゴールを目指す出場者=松川

 伊東温泉の夏の風物詩「松川タライ乗り競走」が先日、同市中心部を流れる松川で開かれた。開始直後のレースから転覆、水没、クルクル回転といったハプニングが連発し、観客を楽しませた。

 1955(昭和30)年にスタートした「タライ乗り競走」は、今年で62回目を迎えた。当時の観光協会専務だった牧野正さん(故人)が、川でタライを使って洗濯している旅館の仲居さんを見て「人を乗せて川を下ったら面白い」と発案し生まれたそうだ。

 タライは直径約1メートル、深さ約30センチのレース専用。最近は地元に職人がいないため、千葉県野田市まで運び、メンテナンスしているとのこと。多くの人がユニークなイベントを支えている。(佐)

 【写説】レース専用のタライに乗りゴールを目指す出場者=松川