グラウンドを縦横無尽に走り、白球を追う選手。窮地に陥っても、ベンチから笑顔を絶やさず激励し続ける控え選手。スタンドは同級生、在校生、OBのほか、保護者らが陣取り、一体となった応援を繰り広げ、チームを鼓舞する

 ▼何年かぶりに、高校野球選手権静岡大会の会場に足を運んだ。目の前に広がる光景は、これまでと変わることなく熱かった。応援時に演奏される曲も聞き覚えのあるものばかりで、うれしくもあり、懐かしくもあった

 ▼「夏の大会」は3年生にとって集大成であり、後のないトーナメント戦。1試合でも多く勝ち、一日でも長くこのチームでプレーしたいとの思いから、鬼気迫るプレーを見せる。高校野球の魅力の一つだ

 ▼伊豆半島を発行エリアとする本紙も、1試合でも多く、一日でも長く、伊豆の球児が活躍する様子を紙面を通して伝えていきたい。全国大会である「甲子園」につながれば、この上ない喜びだ

 ▼伊豆地区は1995年の韮山以来、20年以上も甲子園から遠ざかっている。3回戦に勝ち進んだのは、伊豆中央、知徳、日大三島、三島北の4校。決して相手に惑わされることなく、最後まで自らのスタイルを貫き、頂点を目指してほしい。