「全然知らなかったよ」「初めて聞いた」−。うんちくを語った後の反応がこうだと気持ちがいい。人として良い悪いは置くとして…。関東に住む兄弟や友人に幕末下田の小話をするとみんな同様に驚く。予想外で新鮮な話が多いからだ。

 例えば「日本製の世界地図が一気に近代的になったのは、ロシア艦隊が津波でぬれて使わなくなった地図をくれたからである」(了仙寺・松井大英住職の講話より)という話がそうだ。関東では誰も教えてくれない。

 彼らは大変興味深そうに「一度行ってみたい」とも言ってくれた。下田は歴史を絡めると他にはない魅力がある。それを生かすも殺すもPR次第だ。われわれの力量が試されている。(穂)