「最初に不安のどん底に突き落とす。次にどうすれば解決できるかを提示し安心させる。最後に考える暇を与えずお金を取る」。詐欺の手口である。

 大仁署は詐欺防止の講習を、今までの事例紹介から詐欺のメカニズムを教える内容に変えたという。同署管内の詐欺電話の認知件数は8月末現在247件(暫定値)で、昨年全体の件数を超え伊豆地区の署で最も多くなった。以前、被害は秋冬に集中する傾向があると聞いたことがある。一層の注意が必要となりそうだ。

 同月までの同署管内の被害は9件約1136万円だが、防止は11件約3920万円にのぼる。「最後のとりで」ともいわれる金融機関の努力にも頭が下がる。(翔)