近く期待される伊豆半島ジオパークの世界認定、本県への誘客を図る2019年デスティネーションキャンペーン、伊豆市が自転車競技会場となる20年東京五輪・パラリンピックなど、この先伊豆が脚光を浴びる大型企画がめじろ押しだ

 ▼特に世界最大の祭典である五輪が伊豆で開催される意義は大きい。自転車競技は、日本では野球やサッカーに及ばないが、欧州ではサッカーに次ぐ人気競技だ。五輪開催中は競技の模様とともに「Izu Peninsula」の名が全世界に発信される

 ▼世界的なリゾート地へステップアップする千載一遇のチャンスであり、外国語による案内、おもてなしの向上、カード決済の普及など受け入れ態勢の整備が急がれる。中でも伊豆最大の魅力である自然を引き立てる景観整備は欠かせない

 ▼朽ちた廃業旅館は、リゾート気分を著しく損なわせる。遠目には美しい海岸も、近づくとごみが散乱し興ざめということがある。無秩序な屋外広告物も問題だが、県が設置基準を強化する準備を進めている

 ▼人口減が進む伊豆半島の再生には、交流人口を増やすことが第一。非日常性と癒やされる世界的なリゾート地へ、地域が一丸となった取り組みが求められる。