プレー途中のバランスゲーム「ジェンガ」のような、ガラス張りの建物の中央部から組み上げられた角材に目が引き付けられる。上部にいくほど長くなり、最長で12メートルになるという。熱海市のアカオハーブ&ローズガーデンの新カフェ「CO[コ]E[エ]DA[ダ] HOUSE」は一本の木をイメージしたデザインだ

 ▼集めるという意味がある「CO」と、小枝を集めて大きな木を表現したことから名付けられた。木の香り漂う室内からは、初島が浮かぶ相模灘を一望できる

 ▼世界的建築家隈研吾さんが設計を手掛けた。オープニングセレモニーに出席した隈さんは「小さな木を大事に使って強いものを作るのが大和の心だろう。熱海に関心が高まっている時代にこのようなものができ、世界発信に貢献できたかと思う」と語った

 ▼隈さんは2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場・新国立競技場の設計を担当しているだけに、熱海の新スポットとして注目が集まるだろう。市内では宿「ATAMI海[かい]峯[ほう]楼[ろう]」に続く作品

 ▼近作の一つに実業家根津嘉一郎の収集品を展示する根津美術館が挙げられる。市内には根津の元別荘で、今は文化・観光施設の「起雲閣」がある。そんなつながりも発信していきたい。