われわれ新聞社にとって最も中心的な存在は、会社の規模を問わず、記者に違いない。しかし、記者がどんな素晴らしい取材をして記事を書いても、編集、印刷などの工程なしに新聞はできない。そして何より、販売店がなくては読者に届けることができない

 ▼第70回新聞週間が昨日、始まった。今年の代表標語は「新聞で見分けるフェイク知るファクト」。作者の横浜市・田村美穂さん(64)は「さまざまな情報があふれている今こそ、取材で裏付けられた事実に触れたいという思いを込めた」という

 ▼本紙は同週間特集として15日付紙面で、新聞販売店の女性スタッフ4人を紹介した。7月から働き始めた新人からキャリア33年のベテランまで。配達だけでなく、チラシ折り込み作業や集金までこなす人もいる

 ▼悪天候での配達は大変だが、読者からねぎらいの言葉を掛けられることが多く、やりがいを感じると口をそろえる。また、朝刊の配達は早朝だが、「昼間の時間を自由に使える」と利点ととらえる声も。「友達とお茶したりご飯を食べたり」と楽しく取り組んでおり心強い

 ▼標語に込められた思いを胸に、最前線で新聞を支える販売店スタッフの努力に感謝して、気持ちを新たに職務に専念したい。