少し前に口内炎になった。最初は舌に違和感がある程度だったが、しばらくすると何か口に入れると痛くなり、何もしなくても気になるようになった

 ▼痛みを抑えようとインターネットなどで口内炎のことを調べ、うがいをしたり、薬を塗ったり、効果があるとされることを試したがなかなか治らなかった。結局痛みが引いたのは約2週間後。その間、何を食べても楽しめず、話すことまで嫌になった。健康であることの素晴らしさを痛感した

 ▼食べることは生活の大きな喜びの一つで、旅の目的にもなる。磯の香りの中で食べる魚介類、山間の宿で出されたキノコ、野菜、川魚などは、いつも以上においしく感じる

 ▼地場の食材を使い、地元に住む人が作り定着した料理は、そこで食べるのが最もおいしい。伊豆にもそうした料理はあまたある。手に入る時期が限られるが、わが家では「小アジの唐揚げ」が大事な客をもてなす料理だ

 ▼伊豆半島は食材が多く、長野のそば、山梨のほうとう、湘南のシラス丼のような地域に共通する料理が、なかなか思い浮かばない。独自の料理を提供する店、宿泊施設の努力に加え「〇〇を食べるなら伊豆」という料理があれば、より伊豆旅行の魅力が増すはずだ。