かつて熱海市は温泉に加えて「100万ドルの夜景」で知られ、観光客を魅了した。神戸の夜景1カ月分をおよその電気料に換算した言葉で、全国の名所にこの形容詞がついた。今でも夜景人気は健在だが、近年はイルミネーションに押され気味だ

 ▼先週末、大規模イベントとしては伊豆地区唯一の「グランイルミ」が伊東市富戸の伊豆ぐらんぱる公園で始まった。3年目の今年は使用する発光ダイオード(LED)は600万球で、前回の1・5倍にパワーアップした。県内最多で、立体的な展示や遊具を楽しみながら観賞でき、光と音のショーなどもある

 ▼「新日本三大夜景」を認定した団体が先ごろ、初の「日本三大イルミネーション」を発表した。1位は長崎県「光の王国」、2位は北海道「さっぽろホワイトイルミネーション」、3位は栃木県「光の花の庭」という

 ▼残念ながら同公園は入っていないが、ネットのランキングサイトを見ると必ず全国上位入りし、人気は早くも定着しつつある

 ▼200万球だった第1回を見学した時、昼間とは全く趣が異なる園内に圧倒され、光のトンネルをくぐる滑り台も楽しかった。各イベントはLED球の数を競う傾向があるが、同公園は数以上の魅力を感じる。