郷土の誇りと期待を胸にたすきをつなぐ「しずおか市町対抗駅伝大会」がきょう、静岡市で開催される。2000年の東海道400年祭を機に始まり、今年で18回目。師走の一大イベントとしてすっかり定着した

 ▼県内全市町が参加するスポーツイベントは、他に例がなく、大会がもたらす副産物は計り知れない。郷土愛、県民としての一体感、そして陸上長距離選手の底上げ…。大学や実業団で活躍する数々の選手が足跡を残している

 ▼いま注目の青山学院大4年の下田裕太選手(小山町出身、加藤学園高出)と、東京大3年の近藤秀一選手(函南町出身、韮山高出)も師走の駿河路を駆け抜けた。両雄は13回大会で共に高校生区間を走り、町の部で近藤選手が区間賞、下田選手が2位だった

 ▼正月の箱根駅伝では、下田選手は青学大のエースとして4連覇を目指す。近藤選手は3年連続で関東学連チーム入りし、今回は16人のメンバー中トップの記録で、本大会出場が決定した。エース区間で両雄の激闘が実現するかも知れない

 ▼市町駅伝をステップに、今後も全国や世界で活躍する選手が続々と出るだろう。大会は午前10時、県庁前をスタート。熱戦の模様はSBSテレビ・ラジオで実況生放送される。