子どもが小さいころによく読んであげた絵本に福音館書店の「ぐりとぐら」シリーズがある。そのうちの1冊「ぐりとぐらとくるりくら」に、「あさごはんは はらっぱで」という2匹のセリフが出てくる

 ▼サラダとサンドイッチをどっさり作って原っぱに出掛けたぐりとぐらが、そこで出会ったてながうさぎのくるりくらと一緒に草の上に座ってむしゃむしゃ食べる…。何とも気持ちよさそうで、読むたびに「あさごはんは はらっぱで」がうらやましかったのを覚えている

 ▼先日、伊東市の城ケ崎海岸で、原っぱならぬ溶岩の上で朝ご飯を食べるイベントが開催された。こちらも素敵[すてき]だった

 ▼県が伊豆半島ジオパーク推進協議会と共に開いたウオークイベント。参加者は大室山から流れ出した溶岩が固まってできた「大淀・小淀」の海岸でパンとコーヒーを味わった。午前6時半、沖合の伊豆大島の真上に日が昇った。溶岩の上に腰掛けた参加者は朝日を浴びながらゆったりとした時間を過ごした

 ▼外で食べる朝ご飯はおいしい。早起きした日に試してみたらどうか。ただし空模様には十分注意して。ぐりとぐらが出掛けたのも、「うれしくて、じっとしていられない」ぐらいいい天気の日だった。