スマートフォンの普及とともに会員制交流サイト(SNS)全盛時代を迎え、商品や観光のPRに欠かせないツールになっている。キーワード「インスタ映え」は、年末恒例の「2017ユーキャン新語・流行語大賞」で「忖度[そんたく]」とともに年間大賞に選ばれたほどだ

 ▼千葉県・房総半島中央部、君津市郊外に「濃溝の滝」という観光スポットがある。農業用水を引くために掘ったトンネルから朝日が差し込む写真がSNSの一つ「インスタグラム」にアップされ、瞬く間に人気が沸騰した。がらがらだった駐車場は、大型バスも訪れ休日には臨時駐車場が設けられている

 ▼人気の理由は、投稿した際の一言「まるでジブリの世界」。正式には「亀岩の洞窟」なのだが、発信者の間違いで近くの滝の名前が広まってしまったのだという。SNSの拡散力(宣伝力)に驚く

 ▼伊東市はインスタを活用した初のフォトコンテストを始めた。伊東の魅力をアピールする写真を投稿する形で1月10日まで広く募集し、同時に観光PRも図る。最高賞には10万円分の宿泊券を贈る

 ▼SNS利用者は、新しい流行をつくることを楽しんでいるかのように感じる。フォトコンではインスタ映えする「奇跡の一枚」を期待したい。