師走も中旬に入り、慌ただしさが増す。日々の仕事に追われ、気付くと机の傍らには資料が山積み、パソコンに取り込んだ写真データは未整理のままハードディスクの容量を圧迫する。自宅の大掃除も手つかずで、片付けなければという思いだけが空回りする

 ▼整理とは不必要な物を取り除くこと―と熱海市に住む整理収納アドバイザー・西山久美子さんは説いた。先日、同市の一日市民教室「年末お片付け講座」を担当し、物を手放すタイミングや掃除のこつを解説した

 ▼本・雑誌は何度も読み返し、気になる記事だけスクラップする。写真はベストの構図を残して処分する。講座後、紙の資料はスマホのアプリを使ってデータ化し一定の期間をおいて判断することを勧めてもらった

 ▼いつか使うかもしれない、もったいない、思い出がある―など物を捨てられない理由はさまざまだが「自分なりの手放すタイミングを見つけることが大事」という

 ▼西山さんは片付けのやる気を引き出す言葉として「服を捨てると福が来る」「紙を捨てると神が来る」も紹介した。筆者にとって特に後者は胸に響いた。気持ちよく新年を迎えるためにも、まずは紙(資料)の整理から。分別、再資源化も心掛けたい。