齢[よわい]を重ねてくると、さまざまな場面でジェネレーション(世代間)ギャップを感じる。物の呼び方一つをとっても、若者との会話に「?」が生まれる

 ▼昨年、息子夫婦に子どもが生まれ、四半世紀ぶりに子ども用品店に行く機会ができたが、自分の時代とは違う商品名に戸惑う。序の口は「ベビーカー」。昔は「乳母車」と普通に呼んでいたが、息子は「何、それ」。今の子育て世代には通じないようだ

 ▼「よだれかけ」は英語で「スタイ」、「抱っこひも」は「スリング」(抱っこベルトとも)、「ゆりかご」は「バウンサー」と呼ぶらしい。量販店に行っても、これら用語を知らないと目当ての商品にたどり着けない。また布製「おしめ」はほぼ“絶滅”し「紙おむつ」が当たり前だ

 ▼生活の中にも世代間ギャップはある。テレビのチャンネルや電話のダイヤルを「回して」と、つい言ってしまうと「?」となる。2019年4月で「平成」は終わり、5月から新しい元号となる。「昭和」はどんどん遠い時代になり、ギャップを感じるのは当然なのかもしれない

 ▼新聞製作で問題なのは、新しい言葉がどれほど定着しているかだ。一般的でない言葉には、注釈が必要だが、定着度を見極めるのは難しい。