気象庁は2018年度予算の概算要求で、台風や集中豪雨の頻発から、観測精度の向上を基本方針とした。積乱雲が次々と発生し、同じような場所を通過、停滞する線状降水帯。17年7月の九州北部豪雨では、1時間に120ミリを超す豪雨をもたらしたという。

 概算要求に含まれた新規の研究は、陸上の観測機器で水蒸気の量を捉えるのではなく、水蒸気が海上を漂っている段階で観測し、集中豪雨の発生を予測しようというもの。

 複数の人工衛星で現在位置を特定する全地球測位システム(GNSS)を定期航路のフェリーに搭載し、海上の水蒸気量を図るという。伊豆地区のフェリーに付けば、地区の防災情報の精度が上がるのだろうか。(前)