海岸から回り込むと、全体が見える採石場跡=真鶴町

 この時期、熱海や伊東市の海岸部から北を望むと、真鶴半島の中央に茶色く地肌がむき出しになった場所が見える。当初は「土砂崩れの痕」とも考えたが、伊豆山、泉地区から眺めるうち、採石場であることが分かった。

 箱根ジオパーク推進協議会のサイトに紹介されている。同半島は安山岩の産地で、鎌倉時代から各所で採石が行われ、江戸城築城では多数の石丁場が開かれたという。

 現場を間近に見ようと、車で高浦海岸にある採石場跡に向かった。熱海の中心街から約30分。駐車場から、徒歩で海岸に出る行程を含む時間で、改めて距離の近さを実感した。帰路は、真鶴に寄り熱海に向かう観光客の気分で景色を眺めた。(前)

 【写説】海岸から回り込むと、全体が見える採石場跡=真鶴町