今春取材した伊東市の石井文江さんから先日、師走の“贈り物”が届いた。「ハマナス便り10号(最終号)」と題した冊子。東日本大震災で大きな被害を受けた、古里・宮城県気仙沼市の復興支援に取り組んだ内容などがつづられている

 ▼石井さんは同級生でつくる「ハマナス会」の会長で、復興支援チームの一員。震災後から年に一度、温暖で風光明媚[めいび]な伊東にメンバー5人が集まり、その年に行う支援内容を話し合った

 ▼多くの仲間が協力し、これまでに幼稚園や小学校、中学校にキャンドルや椅子を贈ることができた。会の名前であるハマナスが、種をまき7年で花を咲かせることから、復興支援チームは7年目を迎えた今年で活動に区切りを付ける

 ▼地震、津波、台風、火山の噴火…。日本はこれまでも多くの災害に見舞われてきた。だがその都度、時間は要したとしても何とか乗り越え、今日まで紡いできた。東北の人たちは粘り強い性格と言われる。東日本大震災の復興はまだ道半ばだが、近い将来、必ず成し遂げられると信じている

 ▼石井さんも兆候を感じていて、ハマナス便りの編集後記で「被災された方々が元気を取り戻し、復興は加速度的に進む」と書いている。頑張れ、東北。