良くも悪くも2017年が、あと1日で暮れる。仕事のことや健康面、冠婚葬祭など人それぞれの思いはあるだろうが、良しあしの共通認識は「平和」であろう

 ▼そこで、1年をざっと振り返る。国内では北朝鮮による度重なるミサイル発射に脅かされ、政府から有事の際の避難マニュアルも出された。前年の熊本地震に続き、九州北部は豪雨に襲われ37人が犠牲になった

 ▼地元に目を転じると、10月の台風21号で伊豆南部の漁港や海岸遊歩道などに被害が相次いだ。今月10日には熱海で9棟が焼ける大火があったが、幸いけが人はなかった。伊豆では大きな災害はなく、比較的平穏な年だったように思う

 ▼来年はどんな年になるのだろうか。孤立を深める北朝鮮の暴走や、破天荒なトランプ米大統領の対応が引き続き懸念される。自然災害では、切迫性を増す南海トラフ地震や首都直下型地震が心配。伊豆半島東方沖の群発地震も、ここ10年近く不気味な静寂を保っている。地球温暖化や異常気象など心配の種は尽きない

 ▼来年の干支[えと]は、社会性があり忠実な犬である。神社や寺院にある狛犬[こまいぬ]は、魔除けの意味があるという。あらゆる災難から地域や国を守り、平和な1年であってほしいと願う。