たった5センチ−。本社がある伊東市で22日午後、降りだしたみぞれ混じりの雨は、夕方には雪に変わり、大雪を警戒して新聞輸送トラックのダイヤが前寄せされた。社員が退社を始める6時ごろ駐車場は真っ白。まだ5センチ程度の積雪だったが、急いでタイヤにチェーンを巻くなど、大慌てだった

 ▼伊豆北部に「大雪」警報が出された。東名・新東名高速や、熱海、亀石、天城、船原、戸田など主要な峠越えルートは通行止めとなり、交通は大混乱。鉄道やバスも遅延や運転見合わせが相次いだ

 ▼積雪は都心では4年ぶりという。帰宅時間帯、20センチを超える積雪があった渋谷駅の様子がニュースで紹介された。電車のダイヤが乱れ、早く帰宅したい利用者で構内は大混雑し、バスやタクシー乗り場には長い行列ができた

 ▼お台場へ続くレインボーブリッジや首都高速のトンネルなどで多数の車両が長時間にわたり足止めとなった。原因はスリップ事故などだが、復旧に10時間かかったところもあった。今回も雪に対するもろさが露呈した

 ▼一夜明けた伊豆、山間部には立ち往生し放置された車両が多数見られた。細い道では通行止めの原因にもなりかねない。積雪時、ノーマルタイヤで「行ける所まで…」は厳禁だ。