近年、道の駅や高速道路のサービスエリアなどを利用し、車内泊で旅行する人が増えている。簡易コンロで煮炊きしたり、空地にテントを張ったり、さながらオートキャンプ場の様相だ

 ▼こうした利用が一般の公園でも目立ち、公園管理者は頭を痛めている。下田港に面した「まどが浜海遊公園」も、そんな問題を抱える公園の一つ。管理する県下田土木事務所は、適正な利用を図るため2月1日から駐車場の夜間閉鎖を決めた

 ▼閉鎖時間は、午後5時~午前8時半で、管理人の勤務時間を考慮した。これでは朝夕のウオーキングや犬の散歩など、善良な市民を閉め出すことになりかねない。日差しの強い夏季は、むしろ早朝や夕方~夜間の利用が多い

 ▼アンケートでは「夏1カ月くらいの困った状況のために年間を通しての閉鎖はどうか」「公園は人が集まらなければ公園としての価値はない」「マナーが悪い一部の人のせいで全部閉鎖はもったいない」など反対意見が過半数を占めた

 ▼同事務所は、事前の社会実験(12月14~22日)では特に問題なく、今後は利用時間の延長を検討していくとしている。しかし、社会実験の時期やアンケート結果からみても「閉鎖ありき」の安易で拙速な対応に思える。