首都圏ほど鉄道網が整備されていない伊豆は、どうしても車が移動手段の中心になる。そのためか、電車に乗ると新鮮な気分になり、つい車内に目を凝らす

 ▼先日、在来線で静岡方面に出掛けた。掲示物を見ていると、気になることが書いてあった。熱海から先はJR東日本のICカード「スイカ」が使えないと。伊東駅からスイカで乗車した同行者は「せっかくチャージしたのに」と嘆き、下車した駅で残金を精算した

 ▼JR東海のホームページでは、エリア外への乗り越しやエリアをまたがっての利用はできないと説明、代表例として函南−熱海間が紹介されていた。函南はJR東海のICカード「トイカ」、熱海はスイカのエリアとなる

 ▼出張などで東京都内に行くと、多くの人がスイカを「ピッ」と当てて駅の自動改札を通っている。都内はスイカ・エリアのため問題はないが、二つのエリアが混在する伊豆では、一つのカードで支払いができないことに不便さを感じる人もいるのではないか

 ▼旅行形態が多様化している中、伊豆半島の交通面での利便性向上は欠かせない。JRには熱海、三島駅への新幹線「ひかり号」の停車増便とともに、スイカとトイカの“相互乗り入れ”もお願いしたい。