国公立大学の2018年度入試は、10日までに前期日程の合格発表が行われ、中期・後期日程の入試も終了、ヤマを越えた。進路が決まり、希望を胸に新生活への準備に追われている人も多いに違いない

 ▼一方、県内公立高校の入試は先週6、7日に行われた。多くの中学3年生が挑んだ“人生初の試練”は、いよいよきょう15日、合格発表を迎える。受験生たちはこの1週間、どんな日々を過ごしただろうか。自己採点に一喜一憂し、親ともども自信と不安が交錯するなど、複雑な心境だったろう

 ▼長年の取材活動で、たくさんの合格発表風景を見てきた。毎年、各高校ではその時間が近づくにつれ多くの受験生や父母らが集まり、緊張感が高まる。正午、合格者の受験番号が掲出されると、一気に熱気が高まり、あちらこちらで歓喜の声が上がる

 ▼10年近く前、忘れられない光景に出合った。ある進学校の掲示板の前、両手にお守りを握りしめた女子受験生が立ちすくみ周囲も気にせず号泣していた。涙の訳が合否どちらかは分からなかったが、結果を見ての涙だったのだろう

 ▼でき得れば、頑張った受験生全員を合格させてあげたいが、かなわない。せめて納得できる結果であってほしい。発表は正午。