先週の日曜日、静岡市清水へ出かけた。駅前広場で開かれていたイベントに立ち寄ったら「この後に黙とうをします。参加して下さい」と声を掛けられた。東日本大震災から7年。発生時間から1分間の黙とうの輪に加わった

 ▼函南町の酪農王国オラッチェでは11日、チャリティーイベント「被災していない僕たちが頑張る!」が開かれた。飲食や舞台など、趣旨に賛同した約40団体が参加し、売り上げの40%以上を義援金に充てた

 ▼三島市にあるフランス料理店のオーナーシェフ小川正道さんが、震災翌年に始め7回目。2回目以降はオラッチェと共催で続けている。義援金は宮城県石巻市で発行されている「石巻日日こども新聞」へ寄付し、現地の小中学生記者がイベントに参加する交流も続く。今年も2人が訪れた

 ▼小川さんは子どもたちに「恩送り」という言葉を伝えている。誰かから受けた恩を直接返すのではなく、別の人に送る意味。小川さんは「いつか伊豆地区で大地震が起きた時、子どもたちが助けてくれたら涙が出る」と語った

 ▼地震に限らず、最近は全国で大きな災害が発生している。みんなが「いつかはわが身」と考え、被災地を思いやることが大切だ。情けは人のためならず。