静岡地方気象台によると、今年の桜の開花は昨年より15日、平年よりも7日早かった。観測を始めた1953年以来5番目の早さだったという

 ▼日本勢が活躍した冬季五輪・パラリンピック平昌大会に刺激された訳ではないと思うが、今年の桜は急ぎ足で春を連れてきた。この時期、伊豆半島はふわふわした淡いピンク色でいっぱいになる

 ▼春の色というとやはり桜から思い浮かべるピンク色だろうか。しかし黄色も捨てがたい。冷え込みが和らぎ柔らかな日差しを感じられるようになった頃に家々の庭や公園などを彩るミツマタやレンギョウなどの鮮やかな黄色は、春の訪れを実感させてくれる。色の少ない冬景色が続いた後だけに、より鮮烈な印象を与える

 ▼黄色は桜色との相性もいい。河津町の河津川沿いや南伊豆町の青野川沿いでは菜の花が河津桜を引き立てた。4月に入ってから見頃を迎える熱海市下多賀の「かじかわ公園」のしだれ桜とヤマブキの組み合わせもいい

 ▼〈桜咲いたら1年生〉と歌にあるように間もなく小学校に新1年生が入る。真新しいランドセルを背負って登校する姿を見掛けることもあるだろう。新入生の帽子や横断バッグも黄色。黄色はやはり、春によく合う。