通勤途中のJR伊東駅前で、初々しい黒系スーツの男女の一団を見掛けた。すぐ「新入社員」という4文字が頭に浮かび、年度が変わり、新たな仲間が加わる4月に入ったことを実感した

 ▼先週、出張で行った東京都内の主要駅前では「私と名刺交換して下さい」と書いたボードを持ち、歩き回るスーツ姿の女性がいた。新入社員の事前研修と察したが、疲れた表情が印象に残った

 ▼「まずは3年働け」。かつての新入社員に対する考え方の主流と記憶するが、現在は事情が異なるようだ。厚生労働省がまとめている「新規学卒就職者の在職期間別離職状況」によると、2016年3月大学卒の就職者数44万7628人のうち、1年目の離職率は11・3%だった

 ▼ここ数年は低下傾向を示しているとはいえ、3年目までの離職率となると、1996年からの20年間は30%を超えている。首都圏が数値を押し上げていると推測できるが、地方も決して無縁ではないはずだ

 ▼伊豆地区の官公署や企業にも新人がお目見えした。つらいことがあっても、人との触れ合いや豊かな自然が心を癒やしてくれるだろう。3年と言わずに働き、ぜひ伊豆を盛り上げてほしい。若者の輝く姿が明日の伊豆を活気づける。