重要な観光資源であり、伊豆半島に住む誰もがあるのが当たり前だと思っている。だが、別府(大分県)や草津(群馬県)ほど、強烈なイメージを与えているとは言い難い

 ▼先日、伊東市内の観光関係者との会話で温泉が話題になった。伊東はもっと温泉を強く打ち出すべきであり、そのためにもJR伊東駅前に温泉を連想させる仕掛けが必要、との思いで一致した

 ▼伊東観光協会と市観光課が発行する「伊豆伊東ガイド」の伊東温泉のあらましには今年1月現在で、温泉湧出口(源泉)は713口(現用288口)、湧出量は毎分3万795リットルに上る、と記されている。いずれも全国有数の数、量を誇る

 ▼市は本年度、停滞している伊東駅周辺地区の再整備に乗り出す。これまでの問題点を洗い出し、事業の実現を目指していく。構想を練る際は、湯煙が上がる仕掛けも盛り込んでもらいたい。国道135号バイパス沿いにある「道の駅・伊東マリンタウン」にも、同様の仕掛けを設置してほしい

 ▼陸路の玄関口で温泉情緒を演出することは観光客だけでなく、市民の目に触れる機会も増える。子どもたちには温泉を身近に感じてもらい、郷土を誇る気持ちを育むことにつながるのではないだろうか。