先日、十足の山の中で取材をした。山道を走ること、約20分。斜面に咲く大輪のテロピアを写真に収めることができた。

 栽培している大川繁幸さんから、道中、タラの芽やワラビの生えている場所を聞く機会があった。みずみずしい緑色を見て、山菜そばにしたらおいしそうだなと想像した。

 熱々のそばを思い浮かべていると、大川さんが「ワラビの取り方で出身地が分かる」といたずらっぽく話した。山の人は大きな束、海の人は小さな束を作るという。「山の人は山の回復力を知っているからね」と笑顔で話した。

 ワラビの取り方一つで出身が分かるとは驚いた。次は海の人に山の人の見分け方を聞いてみたい。(祥)