伊豆の国市の韮山反射炉が世界文化遺産に登録されてから間もなく3年。その間に、伊豆地区ではさまざまな「遺産」が誕生した。2016年11月、三島市の源兵衛川が「世界かんがい施設遺産」になり、伊豆6市町でも生産されている「静岡水わさびの栽培技法」が「世界農業遺産」になった

 ▼そして先週、三島市、函南町など4市町が区域の「箱根八里」が、文化庁から「日本遺産」に認定された。第4弾の認定で、県内では初。今回は13道県の13件が認定され、これで67件になったという

 ▼世界遺産が保護や未来への継承を目的としているのに対し、日本遺産は整備・活用し、地域活性化を図るのが狙い。歴史的魅力や特色を通じて文化・伝統を語るストーリーを発信する。ブランド化で観光資源として価値が高まることが期待される

 ▼また伊豆市、河津町は県と連携、伊豆地区が日本一の栽培面積を誇るワサビに着目し、「わさび美[うるわ]し」のテーマで日本遺産申請を準備、県東部の経済人らでつくるサンフロント21懇話会が支援している

 ▼文化庁は2020年東京五輪までに100件ほど認定する考えという。海外から訪れる旅行者に、伊豆で日本をアピールするチャンス。ぜひ、実現してほしい。