伊東市の認定NPO法人アンダーウオータースキルアップアカデミー(UWSUA)が今月中旬、東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市で3日間の復興支援活動に取り組んだ。村田清臣理事長ら3人が作業した内容を報告書にまとめた

 ▼UWSUAは、潜水士資格を持つダイビング指導者らの集まり。震災の2カ月後からダイバーだからこそできる、独自の支援活動を続けている。現地入りは15回を数える

 ▼報告書によると、作業はホタテの養殖イカダを固定しているアンカーロープの確認や修復、水底のアンカー(いかり)のチェックなどに取り組んだ。ほかにも、新たに移動してきたがれきが養殖イカダのアンカーロープに絡まる被害も目の当たりにし、撤去した

 ▼現地の漁業関係者は海の中をつぶさに調べる機会がないため、被害が発生しても原因が分からず、対処も難しいと活動を通じて感じ、今後も継続できることが漁業復興支援につながる―と結んだ

 ▼7年の歳月が流れても、復興は道半ばだ。福島第1原発事故で避難した住民全ての帰還も実現していない。震災が引き起こした被害の大きさを改めて思う。同時に、さまざまな支援の継続が求められている現実も忘れてはならない。