25日午後、伊豆市の修善寺総合会館前で、土肥温泉の観光関係者がテレビカメラなどに囲まれた。会合を終えて出てきたところで待ち構えた報道陣の取材を受けていた

 ▼内容は、エスパルスドリームフェリーが業績不振のため駿河湾フェリー事業から撤退する件について。同市観光協会土肥支部の後藤一之支部長、土肥温泉旅館協同組合の野毛貴登理事長はともに、発表を「残念で驚いた」と話し、菊地豊市長も同様のコメントを寄せた

 ▼また後藤支部長は「観光客の避難や物資輸送など防災面への影響が心配」、前日就任したばかりの野毛理事長は「土肥は鉄道がなく公共交通はバスだけになってしまい、マイナスイメージが大きい」と懸念する

 ▼撤退は来年3月末。本来ならJRグループの大型観光宣伝「静岡デスティネーションキャンペーン」が始まり、2020年東京五輪・パラリンピックまで1年余りという時期。数日前、伊豆半島ジオパーク推進協議会関係者と世界認定について「絶妙のタイミングだった」と話したばかりだが、今度は真逆だ

 ▼フェリー撤退は、土肥や近隣で軌道に乗った教育旅行誘致にも影響は必至。県道223号線でもある同航路を継承してくれる海運会社はないだろうか。