知能犯を扱う県警捜査2課に「特殊詐欺現場設定専門班」、通称「スピーディー」と呼ばれる部門がある。オレオレ詐欺などで「だまされたふり作戦」を展開し、犯人を逮捕する専門集団という。先日、専門班が三島署とともに特殊詐欺2件を相次いで摘発した

 ▼同署の発表によると、1件は5月28~29日、息子をかたり三島市の女性(66)から300万円を、もう1件は5月31日~6月1日、やはり息子をかたって同市の女性(68)から200万円をだまし取ろうとした。両事件とも、東京都内に女性を呼び出して現金を受け渡しする際、犯行グループの「受け子」とみられる男を逮捕した

 ▼作戦の成功例だが、いつもうまくいく訳ではない。電話を受けた人が「もしかしたら詐欺?」と思い警察に相談しなければ、作戦は始まらない。日頃から肉親とコミュニケーションを取ることが被害に遭わない第一歩だ

 ▼しかし特殊詐欺は「オレオレ」ばかりではない。還付金や架空請求、融資保証金、宝くじ・ギャンブル必勝情報、電子マネーなどさまざま

 ▼つい先日も、下田市の女性(65)が100万円の還付金詐欺被害に遭った。犯行グループはあの手この手で触手を伸ばしてくる。まずは身近な人に相談を。