東名高速道路であおられて追い越し車線に止まったところ、追突された夫婦が死亡した事故から1年が過ぎた。事故後も悪質なあおり運転は後を絶たない。全国の警察は1~7日、高速道路であおり運転の一斉取り締まりを実施した

 ▼高速道路上で停止した場合、後続車のブレーキが間に合わない可能性が高くなる上、衝撃も大きくなり、大事故につながりやすい。避難できる場所も限られる

 ▼あおり運転は伊豆半島でも見かける。海岸沿いを走る国道は一部を除いて片側1車線で、多くは追い越し禁止だ。あおったり、追い越しをしたりしても目的地までの所要時間はあまり変わらない。いらいらする気持ちは分かるが、あおり運転は重大な事故につながる行為だということを自覚してほしい

 ▼警察庁は今年1月、あおり運転に対して道交法だけなく刑法の暴行罪などあらゆる法令を駆使し捜査を徹底するよう通達を出した。危険な運転者に追われたときは、サービスエリアなどに避難して110番通報するように呼び掛けている

 ▼運転中危険を感じたら無理せず、まず自分を守ることを心がけたい。そして徹底した取り締まり、厳罰化などで意識が変わっていった飲酒運転のようになってほしい。