東伊豆町で計画されてきた稲取漁港農林水産物直売所の着工が、紆余(うよ)曲折を経てようやく実現間近になった。

 近隣で地場産品を販売する常設施設がないのは東伊豆町だけ。当初、町が計画したものの、施設の規模や維持管理費負担などで町議会の理解が得られず関連予算案が2度否決された。計画立ち消えも懸念されたが、指定管理者になるはずだった伊豆漁協が事業を引き継ぎ、町の補助金支出も決定した。町商工会は地元の業者や商品の積極的取り扱いを漁協に要望をした。

 直売所への期待は何よりも町内経済の活性化だ。国道を通過する観光客を街中に呼び込み、滞留時間を増やすことができる魅力づくりが望まれる。(日)