第71回カンヌ国際映画祭で是枝裕和監督の作品「万引き家族」が最高賞を受賞した。公開後、映画館に行った。パンフレットによると、是枝監督は「犯罪でしかつながれなかった家族」の姿を描くことによって「改めて絆について考えてみたいと思いました」という。少年が成長する物語でもあることに気付く

 ▼下田市出身の映画監督・御法川修さんが監督したWOWOW「連続ドラマW ダブル・ファンタジー」の完成披露試写会に行く機会を得た。舞台あいさつに主演の水川あさみさん、村上弘明さん、柳俊太郎さん、御法川監督と、原作者で直木賞作家の村山由佳さんが登壇した

 ▼村山さんの同名小説を、どうドラマ化したのか。村山さんは「全く違う魅力が出ていて興奮した」と語り、ラストシーンの美しさに「原作者として嫉妬した。映像にも行間があるんだと思った」と打ち明けた

 ▼御法川監督の「本能的な欲求に突き動かされる姿は、とても人間的で生命力に満ちている」という言葉に納得した。原作を凝縮した脚本や俳優陣の熱演、映像美と音楽が織り成す“熱さ”に引き込まれる

 ▼まだドラマ(全5話)の途中ではあるが、御法川監督の魂を込めた映画の新作が、待ち遠しい。