神奈川県内に出掛けた際、道路脇に供えられた花束を目にし、ニュース映像が脳裏によみがえった。JR茅ケ崎駅近くの国道1号交差点で、5月の終わりに発生した交通事故の現場だった

 ▼90歳の女性が運転する乗用車が歩行者らをはね、4人が死傷した。“高齢者の事故”としてクローズアップされていたが、逮捕前の警察の調べに「赤信号だと分かっていたが、急いで通過しようと思った。歩行者がいないのでいけると思った」と話していた―といった報道に人ごとではないと思った

 ▼熱海市内の交差点でも、信号が黄から赤色に変わった後に突っ切っていく車を見掛けることがしばしばある。先日も丁字路で信号が青に変わり、右折しようとアクセルを踏み始めた時、信号無視の車が目の前を横切った

 ▼信号の黄色は「注意」ではなく「止まれ」が基本。赤はもちろんのこと、黄色に変わったからといって「急いで通過しようと」加速するのはやはり危険だ

 ▼「安全をつなげて広げて事故ゼロへ」をスローガンに、20日まで夏の交通安全県民運動が実施中。これから夏の行楽シーズンが本格化し、伊豆各地で交通量も増える。交通ルールを再認識し、気を引き締めてハンドルを握りたい。